Dockerは通常Linuxで利用するイメージだと思いますが、Macでも検証環境が作れる「Docker Desktop」というソフトウェアを導入してDockerを勉強したいと思います。
本記事では入門編として「Docker Desktop for Mac」の導入方法と基本的な利用方法を本記事に記載をいたします。
検証環境について
- macOS Catalina
- iMac 5K 2017
- 3.5GHz クアッドコア Intel Core i5
- メモリ16GB
前提条件
- 2010年以降のMacハードウェア
- MacOS 10.13(High Sierra)以上
- 最小メモリ4GB
設定の概要
MacにDocker Desktop for Macを導入する方法
Docker Desktopのインストール
以下のURLにアクセスします。
https://www.docker.com/products/docker-desktop
「Download for Mac(stable)」を選択します。
アプリケーションフォルダにDockerアプリをドラッグ、ドロップします。
アプリケーションから「Docker」を選択して起動します。
以下警告が表示されますが、「開く」を選択してDockerを起動します。
以下の警告が表示されておりますが、「OK」を選択してアクセス許可を行ってください。
「ヘルパーをインストール」を選択してデバイスへのアクセス許可をしてください。
Dockerが起動しましたら「Skip tutorial」を選択してください。
以下の画面が表示されましたらインストール完了です。
右側のコピーボタンを選択してターミナルを起動してコマンドを実行してください。
docker run -d -p 80:80 docker/getting-started
コンテナが起動し、以下のような画面となります。getting-startedというアプリが立ち上がります。
以下URLにブラウザからアクセスし、スターティングページが表示することを確認します。
http://localhost
スターティングページが表示されましたら、インストール及びコンテナインストールが正常に完了しております。
コンテナのインストール
先ほどの手順でスターティングページ用のコンテナをインストールしましたが、Webサーバであるnginxのコンテナを改めてインストールします。
以下のコマンドを実行してインストールしてください。
docker container run -p 8080:80 nginx
「Configuration complete; ready for start up」と表示されましたら、コンテナのインストールが正常に終わり、起動しております。
「-p」オプションは、ポート番号の変更を行います。8080のポートでアクセスを受けつけるようにします。
$ docker container run -p 8080:80 nginx
/docker-entrypoint.sh: /docker-entrypoint.d/ is not empty, will attempt to perform configuration
/docker-entrypoint.sh: Looking for shell scripts in /docker-entrypoint.d/
/docker-entrypoint.sh: Launching /docker-entrypoint.d/10-listen-on-ipv6-by-default.sh
10-listen-on-ipv6-by-default.sh: Getting the checksum of /etc/nginx/conf.d/default.conf
10-listen-on-ipv6-by-default.sh: Enabled listen on IPv6 in /etc/nginx/conf.d/default.conf
/docker-entrypoint.sh: Launching /docker-entrypoint.d/20-envsubst-on-templates.sh
/docker-entrypoint.sh: Configuration complete; ready for start up
以下URLでアクセスし、nginxが起動していることを確認してください。
http://localhost:8080
Dockerアプリ上でも新たなコンテナが起動したことが確認出来ると思います。
ポート番号さえ変えれば、同じようにnginxを複数起動することも可能です。
起動済みのコンテナを確認
以下のコマンドを実行して起動中のコンテナを確認します。
docker container ls
$ docker container ls
CONTAINER IDIMAGECOMMANDCREATED STATUSPORTSNAMES
d3cb524c8473nginx”/docker-entrypoint.…” 15 minutes agoUp 15 minutes 0.0.0.0:8080->80/tcp loving_yalow
e3258d19bd17docker/getting-started “/docker-entrypoint.…” 5 days agoUp 38 minutes 0.0.0.0:80->80/tcp boring_shockley
上記のように結果が表示され、起動中のコンテナ一覧が表示されます。
Dockerアプリ上でも起動確認が可能です。
コンテナの停止
以下のコマンドを実行して起動中のコンテナを停止します。
docker container stop ***コンテナ名またはIDを指定**
コンテナ名は指定しない場合は自動で割り振られます。
今回は「loving_yalow」という名前が付いていたので以下のコマンドを実行して停止します。
docker container stop loving_yalow
先ほど実行した「docker container ls」で確認すると表示が消えて停止しております。
Dockerアプリ上でも停止がされていることが確認できます。
起動は「docker container start」再起動は「docker container restart」です。
コンテナの削除
削除は以下のコマンドを実行することで削除ができます。
docker container rm ***コンテナ名またはIDを指定**
コンテナ名は指定しない場合は自動で割り振られます。
今回は「loving_yalow」という名前が付いていたので以下のコマンドを実行して削除します。
docker container rm loving_yalow
※削除は停止されていないと削除できません。
Dockerアプリ上でも削除が行われていることが確認できます。
以上が基礎的なDocker Desktop for Macの操作方法でした。
またイメージの作成方法などを紹介します。
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