VMware Cloud on AWS SDDCの作成に必要な時間について

VMware Cloud on AWSは皆さんご存知でしょうか。
AWS上でVMware基盤が利用できるサービスです。

従来のオンプレミスシステムでよく使われるVMwareですが、各社パブリッククラウド(AWS、Azure、GCP)でもVMware基盤が利用できる様になっています。
オンプレミスのVMware基盤が老朽化、またはDC老朽化でクラウド移行を検討したい、だけど新規でマイグレーションする時間がない、というケースで
手っ取り早くオンプレミスのVMwareからクラウドのVMwareへ移行というケースが増えています。

クラウドのVMwareに移行後、順次クラウドアーキテクチャに適合していくという流れが今後流行ってくると思います。
私自身オンプレミス環境のVMware基盤を導入を多数経験しておりクラウドへの移行案件も数はそこまで多くはありませんが行っています。

現在もVMware Cloud on AWSを構築担当しておりますのでTipsを順次紹介していきたいと思います。

VMware Cloud on AWS SDDCの作成に必要な時間について

SDDCとは「Software-Defined Data Center」の略称で、ソフトウェア定義をされた仮想データセンターのことです。
VMware Cloud on AWS(以下VMC)では、SDDCを単位して構築を行います。

オンプレミスのVMwareも1VMwareシステム(vCenter及びESXiホストを束ねた単位)を1DataCenterとして数えられますが、考え方は同じです。

今回はSDDCの作成に関してどれくらい時間がかかるのか、紹介します。

SDDCの作成にあたって計測した時間は以下のとおりです。

・東京リージョンに作成

・ホストは2台構成(ストレッチクラスターは非構成)

・AWSアカウントとの接続は有り

ごく標準的な構成です。SDDCが作成されるとvCenter及びNSX(ネットワーク管理)、ESXiホストなどが作成され、すぐに仮想マシンが使えるようになります。
上記構成でSDDC作成に必要な時間は以下のとおりです。

約120分

何度か作成をしましたが、だいたい平均して2時間で作成が完了されました。
ホスト台数を3、4台にしてもだいたい同じように2時間で作成が出来ます。

現在は検証用に1台構成も可能(30日制限あり)なのでまた1台構成の作成時間も計測してみようと思います。

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