最近サバイバルゲームのValheimでよく遊んでいるのですが、フレンドのワールドへ遊びに行くのではなく、常設のサーバをみんなで開拓したいなーと思いサーバを立ててました。
AWSのEC2で構築したので記事にしてみました。
サーバ構成
サーバスペック:t3.small
OS:Ubuntu16.04LTS
t3.microではメモリ不足でサーバが起動できず・・・。
3人で遊んでt3.smallでも問題ないくらいでした。
Valheim用サーバの構築方法について
サーバの構築はLinuxGSMを使って立てます。
Ubuntu16.04LTS、Debian9、CentOS7が利用可能です。
前提としてEC2でUbuntu16.04LTSを選択してサーバを立ち上げておきます。
EIPを付与してグローバルIPの固定をしてください。
サーバにログインして以下コマンドを実行し、必要なパッケージ類をインストールします。
sudo dpkg --add-architecture i386; sudo apt update; sudo apt install curl wget file tar bzip2 gzip unzip bsdmainutils python util-linux ca-certificates binutils bc jq tmux netcat lib32gcc1 lib32stdc++6 steamcmd
以下画面が表示したらスクロールして【OK】を選択して【AGREE】を選択します。
基本すべて【Y】でOKです。
続いSimple DirectMedia Layer (SDL)のパッケージをインストールします。
sudo dpkg --add-architecture i386; sudo apt update; sudo apt install libsdl2-2.0-0:i386
続いてLinuxGSMのインストールパッケージをダウンロードします。
wget -O linuxgsm.sh https://linuxgsm.sh && chmod +x linuxgsm.sh && bash linuxgsm.sh vhserver
ダウンロードしたパッケージをインストールします。
./vhserver install
以下のような画面が表示されますので【Y】を選択してインストールを実行してください。
続いて以下のコマンドを実行して定義ファイルを編集します。
vim lgsm/config-lgsm/vhserver/vhserver.cfg
パスワードは6文字以上設定してください。
サーバ名、ワールド名は任意です。
ローカルのワールドを移行する場合は名前を合わせてください。
##################################
####### Instance Settings ########
##################################
# PLACE INSTANCE SETTINGS HERE
## These settings will apply to a specific instance.
servername=“サーバ名”
serverpassword=“サーバ接続パスワード”
gameworld=“ワールド名”
定義ファイルが編集できたら以下コマンドを実行してサーバを起動してください。
./vhserver start
以下表示がされましたらサーバが正常に起動出来ています。
[ OK ] Starting vhserver: サーバ名
停止する時は以下のコマンドを実行してください。
./vhserver stop
Valheimがアップデートされた場合は以下のコマンドを実行してアップデートしてください。
./vhserver update
サーバ起動後はセキュリティグループでTCP/UDPの2456-2458を接続許可してください。
ローカルのワールドを移行する場合はWinSCPなどで接続して以下ディレクトリにあるファイルxxxxx.fwlとxxxxxx.dbをサーバのディレクトリにコピーしてください。
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\LocalLow\IronGate\Valheim\worlds
サーバ側は以下ディレクトリに保存します。
/home/(ユーザ名)/.config/unity3d/IronGate/Valheim/worlds
vhserver.cfgに記載しているワールド名とファイル名を合わせてください。
どちらのフォルダも隠しフォルダになっているので、WIndows側での隠しフォルダ表示、WinSCP側での隠しフォルダ表示[環境設定]→[パネル]→[隠しフォルダを表示する]を設定してください。
ワールドファイルを入れた場合はサーバのstop、startを実行して反映してください。
あとはValheimを起動して【ゲーム参加】→【サーバ名を検索】→【接続】を選択するか、【IP参加】を選択して「サーバのグローバルアドレス:2456」を入力して参加してください。
パスワードを入力する画面が表示されますので、vhserver.cfgで指定したパスワードを入力して参加してください。
早ければ30分ほどでサーバの起動が行えます。
少しスペック不足かもしれませんので、ハングアップした時はサーバの再起動をしてください。
それでは皆さん良きValheimライフを!!また良い家の作り方教えて下さい・・・。